2018 Fiscal Year Research-status Report
熱中症リスク評価を目的とした皮膚温・心拍数の利用法に関する研究
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16K06626
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Research Institution | Kushiro National College of Technology |
Principal Investigator |
桑原 浩平 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (40374582)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱田 靖弘 北海道大学, 工学研究院, 教授 (40280846)
浅水 仁 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (40369905)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ウェアラブル端末 / 熱中症 / 疲労 / 最大酸素摂取量 / 心拍数 |
Outline of Annual Research Achievements |
ウェアラブル端末から得られるライフログを利用して体内温を予測するために、15~18歳の男子高専生の運動習慣と20mシャトルランテストの回数から推定された最大酸素摂取量(VO2max)との関係を検証した。17歳でVO2maxが最も高くなり、殆ど毎日運動している学生ほど心肺能力は高いことが明らかとなった。また同じ運動量の場合、殆ど毎日運動している学生の運動量起因の体内温は、運動しない学生よりも0.2℃前後低いことを推定した。さらにウェアラブル端末から得られる運動の記録を利用してVO2maxを推定するために、高専5年生の男子学生7人にPolarの心拍計(A360)を手首に装着してもらい、2018年11月から2019年1月にかけて運動時間を記録した。ウォーキング等の中等度以上の運動を60分程度、ランニング等の高度の運動を10分程度毎日続けることで、高いVO2maxを維持できる可能性があることが示された。 次に疲労評価のために、任意の作業強度における作業継続可能時間を疲労度別に定義した。疲労度は5段階(1.軽, 2.中, 3.強, 4.非常に強い, 5.疲労困憊)に分類され、本研究では、疲労度2(中程度)において作業可能な時間に到達すると疲労率100%になると定義した。実際の建設現場での作業中にウェアラブル端末から得られた心拍数より疲労率を計算した結果、概ね100%に達する前に休憩が取られていたが、心拍数が高い状態で作業を続けると100%を超える場合があることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
日ごろの運動習慣と最大酸素摂取量の関係を推定するためのデータについて冬期のみ取得しており、運動量が多いと思われる夏期の結果を取得できていないためである。また,体内温の推定について検討できていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
夏期の運動習慣のデータを取得し、最大酸素摂取量との関係を把握する。また、体内温の推定式について検討する。
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Causes of Carryover |
本年度論文投稿ができなかったため、次年度論文投稿し、投稿料として使用したい。
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Research Products
(1 results)