2020 Fiscal Year Research-status Report
日常事象と非常事象における病院外来部の建築計画に関する研究
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16K06661
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
江川 香奈 東京電機大学, 理工学部, 助教 (10648603)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 哲郎 工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 教授 (00239972)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 災害医療 / トリアージ / 傷病者受け入れ / 動線 / マニュアル |
Outline of Annual Research Achievements |
災害拠点病院の、病院における現状のトリアージスペース、重症度別の診療場所等の設置場所の傾向の把握と、設置を検討する際の施設上の問題点や要望について34施設に対し、ヒアリング調査、実地調査にて把握した結果を引き続き、論文としてまとめた。具体的には病院での医療救護所設営にあたっての運営面からみた、建築設計上検討が必要な事項について考察した。続いて、これまでに実施した医療者を対象とした模型を使用した実験調査の分析結果を論文としてまとめた。分析を進める中で、より詳細な内容の把握が必要となったため、その内容を把握するためのアンケート調査を実施した。また、研究成果を国内外で公表するために、研究成果の一部である「医療救護所の設営マニュアル 事例編」の英訳版を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査結果の一部を論文としてまとめ、公表できた。学会での発表も行った。このため、ほぼ計画通りの進捗状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、医療者を対象とした模型を使用した実験調査の結果に関連する内容の詳細を論文としてとりまとめる。その他の一連の成果も論文や学会で発表し、研究成果を社会に還元する。研究内容全体を見直し、追加で調査が必要な部分はデータを収集し、研究内容を総合的にまとめる。
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Causes of Carryover |
社会状況により、学会発表が中止や、オンライン開催に変更されたため、使用金額が縮小された。一方で、分析を進めるにあたり、追加で詳細な調査が必要となったため、新たに調査を実施した。ひきつづき、研究成果のまとめを行い、学会発表と論文投稿で使用する予定である。
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Research Products
(4 results)