2018 Fiscal Year Annual Research Report
The Study on approach using advanced advanced sensory marine engine room simulator
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16K06904
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| Research Institution | Kobe University |
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Principal Investigator |
井川 博雅 神戸大学, 海事科学研究科, 准教授 (20184377)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 誠 神戸大学, 海事科学研究科, 准教授 (30379341)
段 智久 神戸大学, 海事科学研究科, 教授 (80314516)
伊丹 良治 神戸大学, 海事科学研究科, 特命教授 (40783965) [Withdrawn]
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 機関管理 / 先進的体感型シミュレータ / 聴音棒 / 異常診断 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
前年度は実船における聴音棒を介したダミーヘッドの音響に加えて電動ポンプ軸受に押し当てた聴音棒自体の振動を計測・分析して，ポンプベアリングの音響・振動に発電機や主機等の機器の音響・振動が重ね合わさっているが，その成分は大旨非常に小さい事を明らかにした。今年度はこれを受けて，まず異常時におけるポンプベアリングの聴音棒自体の振動成分を計測・分析し，ベアリングの異常診断にて屡々用いられる損傷周波数が検出できる事を確認した。また，この聴音棒を介したダミーヘッドの音響データも併せて計測・分析し，同様に損傷周波数が確認できている。
次に上記の聴音棒の振動データを市販の骨伝導イヤホンおよびその振動子を用いて作成した模擬聴音棒の二種類にて再生し，それらの振動成分とそれらを介したダミーヘッドの音響を計測・分析すると共に，本年度は最終年度であるために平行して損傷周波数先進的体感型シミュレータを構築すべく，神戸大学所有の機関室シミュレータＭＥＰＳに模擬聴音棒を組み込んで先進的体感型シミュレータ機能追加を施した。前者においては，骨伝導イヤホンおよび模擬聴音棒双方共に振動成分に損傷周波数は検出できるものの全周波数において振幅が非常に小さく，ダミーヘッドにて記録した音響にては損傷周波数を検出できない場合もあった．このため残念ながら，後者にて組み込んだ先進的体感型シミュレータ機能を用いてその効果を検証するに到らなかった。
また，第88回マリンエンジニアリング学会学術講演会にて，先進的体感型シミュレータ開発のために行った聴音棒の振動・音響解析に関する発表を行った。
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