2016 Fiscal Year Research-status Report
色素上皮由来因子の機能的修飾ペプチドによる糖尿病腎症の新しい治療手段の開発
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16K07101
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
松井 孝憲 久留米大学, 医学部, 講師 (10425233)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東元 祐一郎 久留米大学, 医学部, 教授 (40352124)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | PEDFペプチド |
Outline of Annual Research Achievements |
全長のPEDFを3分割し, Hisタグを付加した組み換えフラグメントの発現プラスミドを作製し、大腸菌にて発現・精製をおこなった。各フラグメント存在下で腎メサンギウム細胞をAGEで刺激した際の酸化ストレスレベル(細胞内活性酸素種)をROS検出試薬(Carboxy-H2DFFDA)により測定し, MCP-1,VCAM-1, PAI-1遺伝子の発現をreal-time PCR法により定量した。得られたフラグメントをさらに分割したペプチドを作製したところ、ROS産生、遺伝子発現について効果が確認できなかった。そこで、合成したペプチドの溶解条件と修飾方法について現在検討をおこなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
全長PEDFから7-15残基程度のペプチドに絞り込むところを、得られたペプチドに全長PEDFの作用を有するものが得られなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
ペプチドについて溶解条件と修飾方法の変更をおこない、in vitroにおける効果の確認実験に移行する。
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Causes of Carryover |
今年度の研究内容である、ペプチドを用いたin vitroアッセイにおいて、有効なペプチドが得られなかったため、予定していたin vitroアッセイを全ておこなう必要がなくなったため、一部の試薬等を購入しなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
新しく作製したペプチドを用いてin vitroのアッセイをおこなう分として使用する。
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