2018 Fiscal Year Annual Research Report
Genomic and epigenomic analyses of microsatellite instability-high colorectal cancers
Project/Area Number |
16K07143
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
田中 敏明 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30647540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 聡明 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80210920) [Withdrawn]
石原 聡一郎 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (00376443)
山口 博紀 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (20376445) [Withdrawn]
河津 正人 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, ユニット長 (20401078)
野澤 宏彰 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80529173)
川合 一茂 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80571942)
畑 啓介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (60526755)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | マイクロサテライト不安定性 / 大腸がん / 免疫染色 |
Outline of Annual Research Achievements |
1) さらに19例を追加し、次世代シーケンサーを用いた全エクソン解析を行った。ミスマッチ修復遺伝子の生殖細胞系列変異を有するリンチ症候群随伴大腸腫瘍とミスマッチ修復遺伝子の体細胞変異を有するいわゆるリンチ様大腸腫瘍の変異プロファイルが類似し、それらはMLH1メチル化大腸癌とは変異プロファイルが異なることが明らかとなった。KRAS、APC、TCF7L2変異はリンチ症候群随伴またはリンチ様大腸癌により多く、BRAF、RNF43変異はMLH1メチル化大腸癌により多く認めた。リンチ様大腸癌はMLH1メチル化大腸がんと比べて若年発症であることが示された。また、TP53変異や、NTRK1、NTRK3、RET、BRAFの融合遺伝子が複数の症例で認められた。 2) 全エクソン解析で同定された候補遺伝子変異について遺伝子発現ベクターを作成し、細胞生物学的な実験(ルシフェラーゼアッセイ、3T3細胞を用いたトランスフォーメーションアッセイ、ヌードマウスを用いた造腫瘍能の検討)を行った。ERBB2(L755S)およびERBB2(L841I)が発がんドライバー変異であることが示された。 3) DNAミスマッチ修復蛋白の免疫染色を行い、MSH2欠損腫瘍では、MSH2およびMSH6の免疫染色が陰性であり、MLH1とPMS2の免疫染色が陽性であることを確認した。また、シーケンスによる変異情報と対比することにより変異が妥当であるということが示された。
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Research Products
(2 results)