2018 Fiscal Year Annual Research Report
Community structure of genus Skeletonema in coastal waters
Project/Area Number |
16K07508
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
片野 俊也 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (00509820)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | Skeletonema / 種組成解析 / 休眠期細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
東京湾奥部に定点を設け,水中および底泥のSkeletonema属珪藻の細胞密度および種組成について季節変動を調べた. 水中でのSkeletonema属珪藻の細胞密度は,0-93,000cells/mLの範囲で変動し,調査期間(2016年3月から2018年9月)を通じた平均値は10,000 cells/mLであった。細胞密度が,10,000 cells/mLを超えたのは,2016年3―5月,2016年10月,2017年8,9月,2018年6-9月であった。2017年までの試料について種組成を解析したところ,6種(S. marinoi-dohrnii complex, S. japonicum, S. menzelii, S. ardens, S. costatum s.s. S. potamos)を検出した。このうち,S. ardens, S. costatum s.s., S. potamosは,東京湾で初検出である。 泥中のSkeletonema属の細胞密度は,泥1gあたり最大で380万細胞に達し非常に多くの細胞が堆積していることが分かった。この間6回行った培養法(MPN法)で行った泥中のSkeletonema細胞密度の見積もりでは,最大で泥1gあたり35万細胞が検出された。MPN法に比べてqPCRによる定量では平均4.7倍高い値が得られ,従来は底泥中のSkeletonemaは,過小評価されてきたと考えられた。また,種組成については,これまでは培養した後にしか種を判定できなかったが,PCRにより培養せずに種組成を評価出来るようになり,その結果,Skeletonema marinoi-dohrnii complexが平均で53.2%を占めた。次いでS. japonicumが平均で41.9%を占めた。 サンプリングにより得られた泥を現場水温で培養し,経時的に減少過程を追跡したところ,30日の培養により平均で細胞密度が半減することが明らかになった。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Development of primer sets for a multiplex and a qPCR assays targeting Skeletonema species and its application to field samples2019
Author(s)
1.Enjoji, N. Katano, T., Yoshinaka, Y., Furuoka, F., Ando, Y., Yamada, M., Hamasaki, T., Miyamura, E., Otsubo, M., Yokoyama, K.
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Journal Title
Journal of Oceanography
Volume: in press
Pages: in press
DOI
Peer Reviewed
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