2016 Fiscal Year Research-status Report
TPPによるコメ自由化の政策過程:ガット・ウルグアイ・ラウンドとの比較分析
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16K07911
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
作山 巧 明治大学, 農学部, 専任准教授 (90709081)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 優 明治大学, 農学部, 兼任講師 (10580920)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | TPP / ウルグアイ・ラウンド / 日米交渉 / コメ / 政策過程 / 貿易交渉 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者は、今後の分析や保存に資するため、ガット・ウルグアイ・ラウンド交渉に従事した経験を有する政府関係者から提供された交渉関係資料の電子化作業を専門業者に委託し、年度内に完了した。また、TPP交渉妥結の要因に関して、既存の研究成果も踏まえつつ研究発表や招待講演等を行い、査読誌に論文を掲載した。 研究分担者は、ガット・ウルグアイ・ラウンドでの日米交渉の経過を解明するために、米国の議会図書館、公文書館、大統領記念図書館を訪問し、資料収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
TPP交渉の政策過程に関して、当初は国会議員や農業団体を対象としたアンケート調査を計画していたが、費用や回収率の点で困難と考えられたため、代替的な手法の検討に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
ガット・ウルグアイ・ラウンドの交渉経過については、引き続き電子化した資料の分析、米国での資料収集、政治家や農業団体へのインタビュー等を進める。 また、TPPについては、アンケート調査に代わる手段として、政治家に対する既存のアンケート調査等を活用した分析に切り替え、その実施を図る。
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Causes of Carryover |
政治家や農業団体に対するアンケート調査を断念し、他のデータソースに変更したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
アンケート調査に代わるデータソースの購入費用に充てる。
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Research Products
(5 results)