2018 Fiscal Year Annual Research Report
Female-specific gene regulation in malaria parasites by an AP2-family transcription factor
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16K08758
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
金子 伊澄 三重大学, 医学系研究科, 助教 (20515720)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | マラリア |
Outline of Annual Research Achievements |
AP2-FのChIP-seq解析により予測したcis配列の解析を以下の方法により実施した。すなわち、AP2-FのDNA結合ドメインのGST融合タンパク質を作成し、AP2-Fの標的遺伝子であることが確認された遺伝子p28の上流域配列を用いEMSAを行った。p28遺伝子の上流域配列中に存在する予測されるcis配列にpoint mutationを加え結合への影響を解析した。その結果、p28遺伝子上流域へのAP2-Fの結合は確認できたものの、point mutationによる結合への顕著な影響は観察されなかったため、cis配列解析は以下の実験により実施した。断片化したマラリア原虫全ゲノム配列およびAP2-FのDNA結合ドメインを用いDIP-seq法を行うことで、AP2-Fの結合配列を網羅的に解析した。さらにAP2-F結合配列のcis-acting elementとしての機能を解析する為にマラリア原虫人工染色体を用いてレポーターアッセイを行った。ChIP-seq法により同定されたAP2-F標的遺伝子について遺伝子欠損原虫を作製しその表現型を解析した。
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