2018 Fiscal Year Annual Research Report
Research related to invasive infection of CA-MRSA-ST8-SCCmecIVl derived from diabetic patient
Project/Area Number |
16K08777
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Research Institution | National Institute of Infectious Diseases |
Principal Investigator |
菅井 基行 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, センター長 (10201568)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久恒 順三 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, 主任研究官 (40513180)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | CA-MRSA / ST8 / TSST-1 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)ゲノタイピング 昨年度から引続きに福山臨床検査センターより皮膚感染症由来のStaphylococcus aureusの分与を受け、PCRによるゲノタイピングを行い CA-MRSA-ST8-SCCmecIVl株の分離頻度を調査した。皮膚感染症由来約600株をゲノムシーケンスしてさらに詳細解析を進めている。またOS-MRSAとして、ST121系統株で見つかってきた。ゲノム解析した結果、mecAプロモーター領域にindelを見出した。この変異の影響を調べるために、復帰株を作成して検証しているところである (2)トランスクリプトーム解析 昨年度から引き続きに、ST8-SCCmecIVl株の毒素産生制御の全体像を明らかにするために、MiSeqシステムを用いたRNA-Seq法によりTSST-1を保有する ST5株と比較解析した。また、過去の報告で、tst遺伝子発現に関わる転写因子やその上流遺伝子について、リアルタイムPCRによりST8とST5系統株での比較解析を行なった。
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Research Products
(7 results)
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[Presentation] アトピー性皮膚炎患者と健常人の皮膚由来黄色ブドウ球菌株の解析2018
Author(s)
久恒順三, 川崎洋, 于連升, 増田加奈子, 沓野祥子, 荒井千夏, 小幡祥子, 福島彩乃, 持丸奈央子, 関口文世, 海老原全, 天谷雅行, 菅井 基行
Organizer
第63回日本ブドウ球菌研究会
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