2017 Fiscal Year Research-status Report
研修医を対象とした医師不足地域の就労に関するコホート調査
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16K08859
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
速水 恵子 筑波大学, 医学医療系, 特任助教 (50769304)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 英雄 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (00400672)
高屋敷 明由美 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80375500)
前野 貴美 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80528480)
片岡 義裕 筑波大学, 医学医療系, 助教 (80779596)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 地域医療 / 初期研修医 |
Outline of Annual Research Achievements |
我が国では医師不足、医師の偏在が社会的な問題になり、地域枠入学制度などの対策が進められているが、医師の偏在を改善にどの程度有効であるか定かではない。本研究では初期臨床研修医を対象に将来的に地域医療に従事する可能性の高い初期臨床研修医の特性を明らかとし、カリキュラムや研修プログラムへ活かせるよう全国の医学部、研修病院へ情報を提供することを目的としている。 平成29年度は2年目の初期臨床研修医を対象とした後述のWebアンケート調査票を作成した。質問項目は、年齢、性別、医学部入学前に最も長く住んでいた地域、出身大学、地域枠制度の利用、希望する就業先、1年以内でのへき地医療機関での就業について、進路先(診療科)について、初期臨床研修医1年目の4月の段階から初期臨床研修医2年目現在の間で、希望していた診療科・地域を変えた場合その理由等とした。平成29年6月に筑波大学医の倫理委員会の承認を得た。 臨床研修プログラム検索サイト(REIS)を使用して臨床研修指定病院のリスト(対象施設数1,033)を作成し、各病院の臨床研修担当者へ郵送にてアンケート調査依頼をした。調査用のWebシステムを作成し、調査協力を得られた293施設へWeb調査のアドレスをメールにて送付した。各施設の臨床研修担当者を通じて所属する2年目の初期臨床研修医(対象者数3,875名) に対し調査依頼、調査用アドレスの連絡をし、2017年11月中旬から12月26日にWebを用いた無記名のアンケート調査を行った。結果557名より回答を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通り平成29年度にWebアンケート調査を実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
アンケートの集計結果を平成30年8月の医学教育学会で発表予定である。 アンケート結果の解析を実施する。結果は日本医学教育学会での発表や論文化を行い、協力施設への報告を行う予定である。
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