2019 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis about career development and professionalism of female physicians.
Project/Area Number |
16K08871
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
片岡 仁美 岡山大学, 大学病院, 教授 (20420490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小比賀 美香子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 (00610924)
三好 智子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (40444674)
勅使川原 早苗 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (50643285) [Withdrawn]
岩瀬 敏秀 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (80614924)
川畑 智子 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (90600669)
時信 亜希子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (10758212) [Withdrawn]
渡邉 真由 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (20794332)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 女性医師 / キャリア支援 / プロフェッショナリズム / 共感性 / 生涯学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では2008 年から2015 年度にかけて岡山大学病院キャリア支援制度を利用した女性医師を対象とし、質問紙を用いてプロフェッショナリズムに関する調査・解析を行った。プロフェッショナリズムの評価尺度としては共感性、生涯学習、プロフェッショナリズムに関する自己認識の3尺度を用いた。現在の制度利用者については3年間の経時的評価を行った。制度利用者のうち特にキャリア形成で特徴を有する事例についてインタビュー調査を実施し、SCAT(Steps for Coding and Theorization)を用いて内容分析を実施した。これらの量的・質的研究を通して女性医師のプロフェッショナリズムを涵養する要因について解析し、より良いキャリア支援モデルやキャリア教育について提言する。 2019年度については、横断調査として現在の就労状況、キャリア支援に関する認識等について調査を行った。また、プロフェッショナリズムの評価尺度として共感性、Life long learning(LLL:生涯学習)に関する認識についての調査を行った。共感性及びプロフェッショナリズムの調査については調査票の回収を行ったのち集計作業を行い、過去年度のデータと合せて解析を行った。LLLについては、Hojatらが開発したRevised Jefferson Scale of Physician Lifelong Learning(JeffSPLL)を邦訳して使用し、その妥当性についても検討した。本邦でのJeffSPLLの使用については本研究が初めてとなるが、米国での解析結果と大きな差はなく、ライフイベントを経験しながら就業を継続している女性医師のLLLについての意識は高いことが示唆された。また、制度利用者及び指導医に対してインタビュー調査を実施した。
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