2019 Fiscal Year Annual Research Report
The feasibility dynamic analysis of coronary subtraction using 320 row detector CT
Project/Area Number |
16K09023
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
福島 賢慈 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (50408613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 光一郎 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (00380387) [Withdrawn]
久慈 一英 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90283142)
百瀬 満 東京女子医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40312029) [Withdrawn]
山根 登茂彦 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (20526660)
坂井 修二 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (90225756) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 冠動脈 / サブトラクション / CT |
Outline of Annual Research Achievements |
冠動脈解析は終了し、サブトラクションの有用性や代替的手法やサブ解析について進めている。 当初撮像後期の画像を用いたサブトラクションを解析に導入したが、高齢者では呼吸止めが持続せず負担が大きくなることが判明し、画像に位置ずれとアーチファクトが発生した。ダイナミック撮像の中から冠動脈内が造影される直前での画像を使用し、サブトラクション解析に追加することで画像生成を行った。サブトラクション解析はほぼ登録症例全例で終了し、統計解析処理に入っている。サブトラクション下での撮像タイミング前後からのダイナミック血流評価も解析が進んでおり、同時期に行ったアンモニア血流 PET との良好な相関が得られている。ダイナミック解析でも冠動脈内腔のCT値の上昇が乏しい症例は、アンモニア血流 PETでも責任冠動脈領域に有意な虚血所見が得られていた。また冠動脈近位部と遠位部では虚血重症度も異なるため、冠動脈支配領域における冠動脈血流評価もあわせて行い、潅流域の大きさとの関連も検討予定である。これにより狭窄度のみでなく、潅流域における虚血重症度との関連も評価でき、治療に直結できる評価法を確立できると期待している。 冠動脈 CT サブトラクションを用いての狭窄評価の有用性については視覚的評価を項目として用いたが、より客観的評価を行うため に、冠動脈内の CT 値の変遷 を trans attenuation gradient として傾きで解析を進めている。 これらのデータについて は現在論文作成に着手して おり、投稿予定である。
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