2017 Fiscal Year Research-status Report
地域集団における生活習慣関連疾患の包括的個別化予防を指向する分子疫学研究
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16K09104
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
竹下 達也 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20150310)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牟礼 佳苗 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (90268491) [Withdrawn]
島袋 美絵 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70776939)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 動脈硬化 / 運動 / 身体活動 / 生活習慣 / 疫学 |
Outline of Annual Research Achievements |
地域住民1750人のうち運動量を含めてすべての情報の得られた1571人(男691人、女880人)について解析を行った。運動量については、IPAQ質問紙法を用いて運動量の定量的評価を行った。動脈硬化指標及び関連する指標と運動量との関連性について、年齢、BMI、喫煙、飲酒、治療の有無で調整を行い共分散解析を行った。その結果、男性では、高感度CRPが、運動量高値群が運動量低値群にくらべて有意に低値を示した。一方女性では、HbA1c値が、運動量高値群が運動量低値群にくらべて有意に高値を示した。今後は、追跡調査により、運動量の変化を含めて、健康指標への影響の解析を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大人数の対象者について、遺伝子型、生活習慣と、様々な循環器指標との関連性についての解析を実施できているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後さらに、対象者数の増加を継続し、遺伝子型、生活習慣などの要因と健康指標との関連性について解析を実施していく予定である。
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Causes of Carryover |
(理由) 次年度に、遺伝子多型の解析と生理活性物質の測定を持ち越すことになったためである。 (計画) 次年度に、次年度の交付金と合わせて、遺伝子多型の解析と生理活性物質の測定とを実施する。
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Research Products
(1 results)