2018 Fiscal Year Annual Research Report
Research on survey and standard modeling of medical equipment safety management system
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16K09162
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
新 秀直 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (90444091)
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Project Period (FY) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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Keywords | 医療機器 / 医療機器安全管理責任者 / 安全管理 / 患者視点 |
Outline of Annual Research Achievements |
一般市民的な目線から見た病院での医療機器の保守管理体制の認知度や問題点を明確にするために、医療に関連する資格保有者を除く、病院に過去5年以内に入院経験のある研究参加に同意が得られた成人4,000名を対象とし、無記名のWEBアンケート調査を実施した。 病院内で使用されている医療機器について不安を感じたことがあるのは1,298名(32.5%)であった。不安を感じるのが最も高い状況はアラームが鳴っている時であり(496名:38.2%)、ついで医療機器が停止するかもしれない不安(483名:37.2%)であった。実際にトラブルを経験した医療機器としては輸液ポンプが最も多く(90名:24.5%)、ついで心電図モニタ(73名:19.8%)と続いた。 実際に経験した具体的な内容については、輸液ポンプでは、アラームの未対応が多く(46名:51.1%)、ついで血液が漏れていた(26名:28.9%)、機器が古かった(19名:21.1%)と続いた。心電図モニタでは、アラームの未対応が多く(50名:68.5%)、ついで機器が古かった(15名:20.5%)、波形がスタッフステーションに表示されていなかった(10名:13.7%)と続いた。 医療機器安全管理責任者の認知状況については、知っていたのが154名(3.9%)であり、名称だけ知っていた(756名:18.9%)、知らなかったのが3,090名(77.3%)であった。また、医療機器安全管理責任者の適任な職種については、医師が最も多く(2,004名:50.1%)、看護師(607名:15.2%)、臨床工学技士(457名:11.4%)と続いた。さらに、臨床工学技士の認知状況については、仕事内容も含めて知っているのが(178名:4.5%)、名称のみ認知(1,431名:35.8%)、知らない(2,391名:59.8%)であった。
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Remarks |
患者アンケートを行うにあたり、情報開示のために作成したページ。
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