2018 Fiscal Year Annual Research Report
Can the quality of patient care be improved by providing the evaluation results of a survey on a quality indicator of cancer treatment as feedback?
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16K09179
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
増田 昌人 琉球大学, 医学部附属病院, 特命准教授 (30295323)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 尚弘 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策情報センター, 部長 (10402851)
井岡 亜希子 琉球大学, 医学部, 委託非常勤講師 (10504871)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 診療の質指標 / Quality Indicator / がん医療の均てん化 / フィードバック |
Outline of Annual Research Achievements |
胃がんと大腸がんにおいて、専門家パネル委員により選定された科学的根拠に基づいたがん診療の質指標(Quality Indicator; QI)(各臓器25~45項目)(http://qi.ncc.go.jp/で公開中)が、適切であるかを確認した。 沖縄県の4つの病院(がん診療連携拠点病院3、専門的医療機関1)において、2009年、2011年、2013年、2015年の胃がんおよび大腸がん症例のQI実施率を測定した。施設ごとの年次推移を比較検討した。4施設合計での年次推移を検討した。2013年に開催された各医療機関の臨床医を対象に、QIを選定した専門家パネル委員5名による、「QIフィードバック会」の前後でQIの実施率に変化があるかどうかを検討した。 沖縄県における地域がん登録データにおける大腸がんの死亡率が、全国的にみて悪かったので、2016年に「沖縄県大腸がん死激減プロジェクト」を発足させた。沖縄県における主要な大腸がん治療施設(十数施設)が入り、診療情報管理士により院内がん登録を開始すると同時に、2019年からはQI実施率を測定することを決議した。
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