2016 Fiscal Year Research-status Report
膵癌細胞の浸潤に関わる低分子量 G タンパク質を活性抑制するペプチド配列の同定
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16K09397
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
岩崎 信二 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (10232654)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷内 恵介 高知大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50626869)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 膵臓学 / 低分子量Gタンパク質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、癌細胞の浸潤転移を抑制する因子として同定したbinder of Arl Two (BART) タンパクが、低分子Gタンパクに対して特異的にGAP機能を持ち、さらに直接的にRho GTPase family に属するRac1とRhoAタンパクの活性調節を行うことで、GAP機能依存的に膵癌の浸潤転移抑制に関与する作用機序を、分子生物学的に解明する。将来の膵癌浸潤および転移を抑制する新規創薬のための基礎医学的知見を得ることを目的とする。本年度は、N末から約30アミノ酸毎に相当するRac1およびARL2由来GST融合タンパクを精製し、ヒト膵癌細胞株のライセートと混ぜ合わせてプルダウンを行った。抗BART抗体でウエスターンブロットを行い、BARTと結合するRac1およびARL2由来GST融合タンパクを同定できた。同定した30アミノ酸に相当するペプチドを合成し、平成29年度の研究計画を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していたBARTとRac1およびARL2との結合を阻害するペプチドの作成の段階に研究が進行しており、予定通りである。
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Strategy for Future Research Activity |
BARTとRac1およびARL2との結合を阻害するペプチドが、膵癌細胞の浸潤・転移能を変化させるかをヒト膵癌細胞を用いて詳細に検討する予定である。
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Causes of Carryover |
研究計画は順調に進行しているが、抗体購入とリコンビナントタンパク質作成時のキット費用が予想より低く抑えることができた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度使用額は平成29年度の実験計画を実施する際に適正に使用する。
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[Journal Article] A successful case of deceased donor liver transplantation for a patient with intrahepatic arterioportal fistula.2016
Author(s)
Takagi K, Yagi T, Yoshida R, Shinoura S, Umeda Y, Nobuoka D, Watanabe N, Kuise T, Sui K, Hirose A, Tsuboi M, Ogasawara M, Iwasaki S, Saibara T, Fujiwara T
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Journal Title
Hepatol Res
Volume: 46
Pages: 1409-1415
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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