2017 Fiscal Year Research-status Report
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16K09434
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
福沢 公二 神戸大学, 医学部附属病院, 特命准教授 (70535856)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杜 隆嗣 神戸大学, 医学研究科, 特命准教授 (50379418)
原 哲也 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (70547504)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 血栓症 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度はマウスを用いたトランス脂肪酸負荷後の向/抗血栓性変化を検討した。まず、エライジン酸負荷したマウスに投与後二週間での血中エライジン酸の上昇を質量分析を用いて確認した。結果、経口負荷にて、血中のエライジン酸濃度の上昇が確認でき、エライジン酸負荷モデルとして有効であることが証明された。次に、静脈血栓モデルの現在のゴールドスタンダードである、下大静脈結紮モデルをもちいて、エライジン酸負荷により、血栓サイズの変化の有無を解析した。コントロールとしてはオレイン酸を用いた。結果、エライジン酸負荷により、やや大型の血栓が形成される傾向はあるものの、統計学的有意差は認めなかった。この原因としては、下大静脈結紮モデル後の血栓サイズは分枝の有無によって影響されることが考えられる。 さらに、蛍光顕微鏡をもちいて生体分子イメージング技術を用いた検討も行っている。ここでは、体表に近い、大腿静脈結紮を行い、蛍光顕微鏡で観察を行った。血流はFITCデキストラン、白血球および血小板をローダミン6Gを用いて蛍光標識した。大腿静脈結紮後の白血球の静脈壁のローリングを生体下に観察することに成功した。現在は、この白血球のローリングというXYTの3次元データにおける定量方法を確立できるよう、解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
トランス脂肪酸負荷後のマウスモデルの解析を進めることができた。蛍光顕微鏡を昨年度末に購入したが、さっそくこの顕微鏡を用いた血栓性変化の生体イメージングに成功した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も生体イメージングによる血栓性変化の可視化技術の確立に務める。同時に培養細胞を用いたトランス脂肪酸負荷後の血栓性変化の分子メカニズムの解明を行う。
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