2016 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病における圧受容器機能低下が心筋細胞へ与える影響の解明
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16K09508
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
坂本 昌也 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40419742)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 憲彦 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (40422307)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 糖尿病 / 高血圧 / 圧受容器 |
Outline of Annual Research Achievements |
圧受容器の機能低下が糖尿病心にどのような影響を及ぼしている影響に関して検証を行っている。糖尿病心において圧受容器機能が低下すると著しく心機能が低下すること、心筋の繊維化が進むことがわかった。そのメカニズムとして血糖の影響より酸化ストレス及びアラキドン酸カスケードが関わっていることも判明した。今回課題として、各種ノックアウトマウスを使用して、その詳細を調べる必要が生じたため、マウスにおける圧受容器低下モデルの作成に取り組み、成功している。また圧受容器の低下の程度の測定のためのツールを開発している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
糖尿病モデルラットに対する圧受容器機能低下による心筋障害が明らかとなった。 現在そのメカニズムの解析に入っている
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Strategy for Future Research Activity |
糖尿病モデルにおける圧受容器低下による心筋障害が血糖によるものであるか、否かを各種血糖降下剤によって検証している。 さらに、酸化ストレスや炎症が関わっている可能性が高く同時に検証している。
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Causes of Carryover |
実験の進行が進みまた、別の間接実験が必要となったため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
マウスによる圧受容器低下実験
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