2016 Fiscal Year Research-status Report
日本人の総ネフロン数の推算と腎・心血管病罹患に関する人種間比較
Project/Area Number |
16K09631
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
坪井 伸夫 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40408422)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ネフロン数 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はこれまでに明らかにされていない日本人における総ネフロン数を推算することを目的に開始された。本研究は当該施設における剖検腎を検体処理し空輸し行っている。これまでに約60例の空輸が完了し約40例の解析が終了している。現在も引き続き解析を継続しており、着実に成果が得られつつある。解析を実際に行っているオーストラリアの同研究施設ではこれまでに白人種などの解析をおこなってきた実績があり、異人種間の比較などが可能であるため、貴重な研究成果が期待できる。また、剖検例には高血圧症や慢性腎臓病の症例も含まれており、これらの病態を解明するうえでも極めて重要な研究と考えられる。研究内容の一部は国際学会で発表をし高評価を得ている。また、同研究成果は論文化し投稿審査の最中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
検体の空輸は完了し、現在も検体の解析が順調に進行している
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き検体の解析を行い、人種間の比較検討や高血圧や慢性腎臓病といった病態との関連につき検討を推進していく予定である
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Causes of Carryover |
研究自体は順調に進行しているが、検体空輸後の必要経費は検体解析に伴う費用であるため、その進捗状況により10検体など毎に支払いを行っているため、若干の余剰分を次年度に使用することとなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
当該年度未使用分は検体処理に伴う費用として次年度に使用する見込みである。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Low nephron number in Japanese subjects without overt renal disease.2016
Author(s)
Kanzaki G, Puelles VG, Gullen-McEwen LA, Hughson MD, Hoy WE, Okabayashi Y, Tsuboi N, Shimizu A, Yokoo T, Bertram JF.
Organizer
the 2016 Asian pacific congress of nephrology
Place of Presentation
Perth, Australia
Year and Date
2016-09-18