2018 Fiscal Year Annual Research Report
The aasociation between MAIT cell and acute ishemic stroke
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16K09699
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
田中 亮太 順天堂大学, 医学部, 客員准教授 (40407284)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 麻子 順天堂大学, 医学部, 准教授 (40532726)
志村 秀樹 順天堂大学, 医学部, 准教授 (50286746)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 脳梗塞急性期 / MAIT細胞 / 脳保護効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.脳梗塞モデルにおける脳内サイトカイン測定 脳梗塞急性期における脳内サイトカインの産生状況をELISA法で解析した。脳虚血再灌流後24時間と72時間後で脳内のIL-1β, IL-6, IL-17, IL-23等の炎症性サイトカインを測定した。虚血再灌流後24時間後ではMR-1KO群(MAIT knockout群)はコントロール群に比しIL-6 (305.0±89.9 vs 608.0±43.4 pg/ml, P<0.005), IL-1β (76.2±13.5 vs 165.2±32.8 pg/ml, P<0.05), IL-17 (21.9±2.5 vs 35.6±3.5 pg/ml, P<0.005)が有意に抑制されていた。一方、 IL-23は有意な差は認められなかった(530.2±45 vs 484.1±5.2 pg/ml, NS)。虚血再灌流72時間後ではIL-6 (107.6±23.5 vs 139.5±108 pg/ml, NS), IL-1β (42.4±8.1 vs 49.7±7.9 pg/ml, NS), IL-17 (20.1±1.7 vs 37.7±6.1 pg/ml, P<0.0005), IL-23 (363.5±123.6 vs 397.5±96.9 pg/ml, NS)とIL-17がKO群で有意に減少していたが、IL-6とIL-1βでは減少傾向にとどまるのみで、IL-23は変化が認められなかった。これらの結果はMAIT細胞が脳虚血早期から梗塞巣での炎症反応に影響し、サイトカイン産生抑制に関与していると推測された。一方脳梗塞後亜急性期の72時間では、IL-6やIL-1βの産生はピークアウトして減少しており、その差も有意差は消失していたが、IL-17は24時間後と同様の傾向示した。一般的にリンパ球が脳梗塞後の病態に影響するのは超急性期より亜急性期で大きいと推測されるが、MAIT細胞はより早期に炎症制御に働き脳梗塞巣縮小に関与していることが推測された。現在MAIT細胞制御に関わるリガンド投与におけるサイトカインの変化を同様の解析方法で確認中である。 2.FACSによる脳内リンパ球、MAIT細胞の解析 脳内におけるリンパ球やMAIT細胞の動態について検討中である。結果についてばらつきがあり、技術的問題含め検討中である。
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Research Products
(4 results)