2018 Fiscal Year Annual Research Report
Abnormality of neural plasticity in Parkinson disease
Project/Area Number |
16K09725
|
Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
榎本 博之 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (60528107)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 神経可塑性 / パーキンソン病 / ドーパミン / 磁気刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
先行研究にて行ってきた健常者に対する抗パーキンソン病薬の運動野皮質可塑性に与える変化の検討結果を基に,パーキンソン病患者における,運動野皮質可塑性の検討を目的として、経頭蓋磁気刺激法を用いた検討を行った。 可塑性誘導の手法としては4連続反復磁気刺激法(QPS)を用い、可塑性の評価としては第一背側骨格筋における経頭蓋磁気刺激による運動誘発電位を用いた。 服薬中の抗パーキンソン病薬,ジスキネジアの有無等に着目しながら,パーキンソン病患者における運動野皮質可塑性の異常の詳細な解析,および抗パーキンソン病薬の可塑性に与える影響についての検討を行った.結果として、パーキンソン病において病初期からの運動野皮質可塑性の低下を認めること、抗パーキンソン病によって可塑性は回復するが、ジスキネジアがある場合は反転機構の異常が認められることが示唆された。途中経過については都度,学会発表にて報告し, 現在投稿論文作成中である。
|
Research Products
(3 results)