2017 Fiscal Year Research-status Report
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16K09843
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| Research Institution | Kanazawa University |
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Principal Investigator |
大竹 茂樹 金沢大学, その他部局等, その他 (00160523)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片桐 孝和 金沢大学, 保健学系, 助教 (60621159)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | AML / MDS / CMMoL / 治療関連骨髄性腫瘍（t-MN） / 染色体核型 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
全国137施設の共同研究者より収集した急性骨髄性白血病（AML）、骨髄異形成症候群（MDS）および慢性骨髄単球性白血病（CMMoL）のデータベースを解析して次の結果を得た。昨年度解析したデータベースとは、軽症型のMDSとCMMoLが加わっている点が異なっている。
総登録症例数は6,425例で、新規発生（de novo）型5,426例（84.5％）、 造血異常先行型478例（7.4％）および治療関連骨髄性腫瘍（t-MN）521例（8.1％）であった。de novo型ではAMLが2,726例（50.2％）、MDSが2,533例（46.7％）、およびCMMoLが167例（3.1％）で、t-MN型ではそれぞれ238例（45.7％）、279例（53.6％）および4例（0.8％）でt-MN型で有意（p < 0.01）にMDSが多かった。
発症時平均年齢はDe novo型で66.9歳、t-MN型で67.0歳と有意差はなかった。男女比にも有意差はなかった。診断時のHb濃度（10.1 vs 12.2 g/dl）と有意差を認めなかったが、血小板数（10.4 vs 8.5万/μl、p < 0.02）および白血球数（20,600 vs 12,200/μl、p < 0.01）で有意差を認めた。
染色体核型の特徴としては、t-MN型では、正常核型（73.9 vs 66.3％）が有意に少なく、予後良好なinv(16)型（3.4 vs 7.7％）が有意に多かったが、t(15;17)型およびt(8;21)型に有意差はなかった。一方、予後不良な7番染色体異常（21.9 vs 29.1％）および複雑核型（5個以上の核型異常）（25.8 vs 34.5％）が有意に多く、5番染色体異常、11q23異常および3q異常は有意差がなかった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
第2次コホートの疫学的調査を行った。個人情報保護法が改定され、各症例のデータ収集が一時停滞していたが、新しい「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針ガイダンス」も示されたことから、この倫理指針に基づいてデータ収集を行っている。ゲノムデータが個人情報に含まれたため、検体の収集が難しくなっている。今後は、集積した症例のデータモニタリングを行うことにより、治療法や生存期間の詳細な解析が可能となる。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後は、データモニタリングを行って、データの精度を上げる必要がある。この作業により、正確な治療や予後情報が得られ、解析の精度を増すことが可能となる。集積した症例の中で、同意が得られた症例について末梢血または骨髄細胞を収集し、計画している遺伝子解析を実施する。
解析する遺伝子は当初の計画から増加させ、キメラ遺伝子解析を11種類、および変異遺伝子解析を53種類解析できるよう準備する。
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[Presentation] Tamibarotene As Maintenance Therapy for Acute Promyelocytic Leukemia Improved Long Term Relapse-Free Survival: 7-Year Results from a Randomized Controlled Trial, JALSG-APL204.2017
Author(s)
Takeshita A, Asou N, Yanada M, Sakura T, Ueda Y, Sawa M, Dobashi N, Onizuka M, Taniguchi Y, Nakagawa M, Tamaki S, Hagihara M, Fujimaki K, Furumaki H, Fujita H, Usui N, Kobayashi Y, Kiyoi H, Ohtake S, Atsuta Y, Matsumura I, Naoe T and Miyazaki Y
Organizer
第59回米国血液学会
Int'l Joint Research
