2018 Fiscal Year Annual Research Report
Examination of role of neutrophil NETs in collagen disease and application to treatment
Project/Area Number |
16K09913
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
井田 弘明 久留米大学, 医学部, 教授 (60363496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海江田 信二郎 久留米大学, 医学部, 講師 (20330798)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 好中球 / NETs / iPS細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
活性化好中球から排出されるクロマチン網であるNETsには、多くの細胞内構成蛋白が含まれ、細菌の捕捉以外の殺菌作用のみならず、血栓形成、癌転移、そして膠原病疾患の発症や自己抗体産生にも大きな役割を果たしていることがわかってきた。私たちは、膠原病疾患において、NETsの構成成分の内容、NETsの量、刺激に対する反応の違いが各疾患で異なり、病変局所のみならず、全身症状にも影響を与え、病態形成に重要な役割を果たしている可能性が高いという仮説を立てた。好中球は寿命が短く解析が難しい細胞であるが、iPS細胞より誘導した好中球は比較的寿命が長いため、解析が行いやすいと期待される。患者末梢血からiPS細胞をさらに樹立するとともに、NETsの簡便な確認方法の確立とその定量化を検討した。 結果 1)RA患者1例、成人発症スティル病患者1例、家族性地中海熱患者5例についてiPS細胞を樹立した。2)好中球への分化の条件決めが確立され、健常者iPS細胞から純度の高い好中球が得られるようになった。3)RA患者からネガティブセレクションで好中球を分離、98%以上の純度で採血から30分以内に分離可能となった。4)健常者iPS細胞由来好中球を24穴プレートで培養、底に円形のガラススライドを挿入、PMA刺激後、DNA(ヘキスト), ヒストン(標識モノクローナル抗体), MPO(標識モノクローナル抗体), エラスターゼ(標識モノクローナル抗体)、でNETsを検出した。5)RA患者、血管炎患者の末梢血由来好中球では、NETsは検出できなかった。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Successful treatment of rapidly progressive unclassifiable idiopathic interstitial pneumonia with anti-melanoma differentiation-associated gene-5 antibody by intensive immunosuppressive therapy.2018
Author(s)
Koga T, Kaieda S, Okamoto M, Masuda K, Fujimoto K, Sakamoto S, Nakamura M, Tominaga M, Kawayama T, Fujimoto K, Hoshino T, Ida H.
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Journal Title
Intern Med.
Volume: 57
Pages: 1039-1043
DOI
Peer Reviewed
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