2018 Fiscal Year Annual Research Report
Is genetics a risk factor for clinical kernicterus in preterm infants?
Project/Area Number |
16K10088
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
柳 貴英 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (70418755)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒井 洋 社会医療法人大道会(神経リハビリテーション研究部), 神経リハビリテーション研究部, 研究員 (50501194)
丸尾 良浩 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (80314160)
森岡 一朗 神戸大学, 医学研究科, 非常勤講師 (80437467)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 臨床的核黄疸 / 慢性ビリルビン脳症 |
Outline of Annual Research Achievements |
森之宮病院で収集した核黄疸症例20例と、コントロール症例76例の比較試験について、オプトアウト期間が終了したため、統計解析を行った。その結果、UGT1A1*6のアレル頻度について両群に有意な差を認めた。本研究の結果よりUGT1A1*6が、早産児における慢性ビリルビン脳症の危険因子であることが強く示唆された。 本成果について、現在論文を投稿中である。2018年5月、カナダトロントにおいて開催されたPediatric Academic Society meeting 2018において、本研究のケース群のデータについて発表を行った。 2019年4月、米国ボルチモアで開催されるPediatric Academic Society meetingでシンポジストとして招待されており、コントロール症例との比較データを含めた成果を発表する予定である。 また、早産児の黄疸管理上、本遺伝子多型が重要であることを広く周知するため、現在AMED研究班が作成中の慢性ビリルビン脳症の予防、治療ガイドラインに、本研究の成果を収載する予定である。
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Research Products
(1 results)