2018 Fiscal Year Annual Research Report
Identification and importance of hyaluronan and proteoglycan link protein 1 in developing mouse lungs
Project/Area Number |
16K10105
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
難波 文彦 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (20643323)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 高濃度酸素 / 新生児 / 遺伝子発現解析 / マイクロアレイ |
Outline of Annual Research Achievements |
新生児に対する酸素毒性についてはよく知られている。今回われわれは、マイクロアレイを用いた遺伝子発現解析により高濃度酸素暴露新生仔マウス肺内の新規バイオマーカーを同定し、そのマウス肺での重要性を評価した。 高濃度酸素暴露後回復させたマウス肺において、ルームエアと比較して発現量が変化した遺伝子ヒアルロン酸プロテオグリカン結合蛋白質1(Hapln1)を同定した。Hapln1欠損E18.5胎仔マウスは野生型と比較して、①肺重量低下、②肺水含量低下、③エアスペース減少、④血管周囲コラーゲン量低下、⑤ヒアルロン酸含量増加を示し、Hapln1欠損新生仔マウスは生後早期に死亡した。 新生仔期高濃度酸素性肺傷害からの回復に関連する遺伝子Hapln1を同定した。Hapln1は発達過程にあるマウス肺の形態発生に重要な役割を果たすことが示唆された。
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Research Products
(2 results)