2019 Fiscal Year Research-status Report
母と娘の脳は似ている?: うつ病における女性優位な世代間効果の生物学的基盤の検出
Project/Area Number |
16K10224
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
山縣 文 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30439476)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三村 將 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00190728)
岩波 明 昭和大学, 医学部, 教授 (80276518)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 気分障害 / 脳画像研究 / MRI / 世代間伝達 / 親子研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度も引き続き、気分障害の親とその健康な子供の親子ペアのリクルートを継続した。令和元年度末(2020年3月31日)までに計80名(40ペア)の被験者のデータ取得を終了した。具体的には、母娘ペア、母息子ペア、父娘ペア、父息子ペアの4つの性別の異なる親子ペアを各10ペアつづ集めた。脳画像データとしては、安静時機能的MRI、3D-T1構造画像、拡散強調画像、近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)画像を全例で取得している。国内でのコロナウィルスの感染拡大を受け、新規の被験者の受け入れが困難な状況が続いているため、現在のデータを用いて、来年度は画像解析を行い、論文化することを目標とする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
合計80名(親子40ペア)という目標を今年度末までに達成することができた。来年度は取得したデータの解析を始め、論文化をすることを目標とする。
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Strategy for Future Research Activity |
国内でのコロナウィルスの感染拡大を受け、新規の被験者の受け入れが困難な状況が続いているため、現在のデータを用いて、来年度は画像解析を行い、論文化することを目標とする。
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの国内感染の拡大に伴い、予定していた新規被験者のリクルートが完全に止まってしまったことから、MRI撮像費、謝金、リサーチアシスタントの給与などが使用できなかった。来年度は、現在までに取得したデータの解析を始めるため、そのための解析ソフトや書籍、人件費などに使用する計画をしている。
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