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2017 Fiscal Year Research-status Report

簡便な認知機能評価による早期精神病の転帰予測研究

Research Project

Project/Area Number 16K10240
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

大室 則幸  東北大学, 大学病院, 助教 (60632601)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松本 和紀  東北大学, 医学系研究科, 准教授 (40301056)
桂 雅宏  東北大学, 大学病院, 助教 (50535151)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords精神病発症リスク状態 / ARMS / 早期精神病 / 認知機能 / 神経心理学 / 転帰予測
Outline of Annual Research Achievements

平成29年6月22日から6月24日まで名古屋で開催された第113回日本精神神経学会学術総会に参加し、早期精神病の転帰予測と関連する情報を入手することができた。また、平成29年9月14日から9月16日までベルリンで行われた国際学会(6th European Conference on Schizophrenia Research)に参加し、精神病発症リスク状態や初回エピソード精神病において認められやすい認知障害や、精神病発症リスク状態や初回エピソード精神病の短期・長期フォローアップ研究の実際の手法について学び、転帰予測のための手法について、より具体的な情報を入手することができた。また、平成29年12月9日から12月10日まで那覇市で開催された第21回日本精神保健・予防学会学術集会に参加し、早期精神病についての最新の知見を得ることができ、特に精神病発症リスク状態や初回エピソード精神病において認められやすい認知障害についての具体的な評価法や統計解析手法などについて、情報を収集することができた。また、平成30年3月23日から3月24日まで徳島で開催された第13回日本統合失調症学会に参加し、精神病性障害などに認められる認知障害を簡便に比較するための評価法、解析法などについての情報を収集することができた。本研究では、当初、簡便な認知機能評価法として、英国の会社が商標権を有するタブレット型パソコンを用いて行う予定であったが、交渉が不調に終わり、使用ができない見込みとなった。このため、既存の認知機能課題である統合失調症認知機能評価尺度(BACS: Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia)をやウィスコンシン・カード配列テストを用いて、現時点で精神病発症リスク状態5例、初回エピソード精神病3例に対し、ベースライン評価を行ったところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初予定していた認知機能課題が使用できなかったため、既存の課題を使用することとなったため、当初の予定より研究がやや遅れている。現時点で精神病発症リスク状態5例、初回エピソード精神病3例に対し、ベースライン評価を行ったところである。

Strategy for Future Research Activity

新規患者に対し、今後も統合失調症認知機能評価尺度(BACS: Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia)をやウィスコンシン・カード配列テストを用いて認知機能評価を行っていく。新規患者が少ない場合には、リクルート元の東北大学病院精神科早期精神病専門外来で広告などの広報活動を実施する。

Causes of Carryover

認知機能評価に使用する予定であったタブレット型コンピューターと認知機能課題の使用ライセンスについて計上していたが、これらの使用の予定がなくなり、別の課題を使用することとなったため、来年度以降に使用する予定である。

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Published: 2018-12-17  

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