2019 Fiscal Year Research-status Report
子どもの摂食障害、発達障害の脳ハビリテーション法の開発;認知特性と神経基盤の解明
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16K10241
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
中里 道子 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (10334195)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 認知機能改善療法 / 児童思春期 / 神経心理学 / 認知柔軟性 / セントラルコヒアレンス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、東京都小児総合医療センター児童精神科、千葉大学大学院医学研究院精神医学の共同研究として、実施中である。各研究機関の倫理委員会にて承認を得て、試験の登録、実施を終了した被験者は、都立小児総合医療センター児童・思春期精神科の入院患者で、DSM-5の神経性やせ症の診断基準に該当した、13歳以上、18歳未満の患者。集団認知機能改善療法の対象者は、15名、平均年齢14.7(1.6SD)歳、平均Body Mass Index (BMI)=13.8kg/m2。治療前後に、認知機能検査として、セントラルコヒアレンス課題としてレイの複雑図形検査(ROCFT)、、認知柔軟性課題として、The Brixton testのエラー数を治療前後に実施した。副次評価項目として、動機付け尺度、抑うつ評価尺度、Body Mass Index (BMI), 小児版摂食障害質問票(ch-EAT26)の変化を測定した。介入方法は、計4セッションの集団認知機能改善療法を実施した。治療前後の、認知柔軟性課題には、有意な改善が得られた(p<0.05)。治療完遂率は、93%,と、先行研究に比較して、ドロップアウト率に低さが認められた。児童思春期の自閉スペクトラム症を対象として、リクルート継続中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
児童思春期の神経性やせ症を対象とした成果について、中間成果発表を、2019年の国際摂食障害学会で発表した(2019/3/14-16, NY, USA) 児童思春期の自閉スペクトラム症のリクルートを継続中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度中に、自閉スぺクトラム症を対象として、介入前後の評価を終了する予定である。
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Causes of Carryover |
研究遂行に想定以上の時間を要しており、目標症例数に達するためには、被験者のリクルートに想定以上の時間を要することになり、成果発表の学会出張費、論文投稿費用が必要になったため。
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