2017 Fiscal Year Research-status Report
乳房超音波strain elastography自動化プログラムのエビデンス構築
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16K10299
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Research Institution | Kawasaki Medical School |
Principal Investigator |
中島 一毅 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (10351909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椎名 毅 京都大学, 医学研究科, 教授 (40192603)
櫻井 早也佳 川崎医科大学, 医学部, 講師 (90771270) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | Elastography / Strain elastography / Ultrasound / Elastography phantom |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、以前作成した乳房超音波strain elastography自動化プログラムの有用性を検証し、エビデンス構築を目的としている。 当初のプログラムでは対象により、エラーが出る頻度が多かったため、細かいバグを修正したプログラムバージョンアップ作業を行った。特に自己データ(研究者がアナログで設定した過去データ)から、開発したAIを用いた自動ROI設定部分が不安定であったため、最終的に「脂肪に対する硬さに比(Strain Ratio)」の制度に特化した改良を加え、精度向上が得られている。ただ、当初考えていた診断プロトコールでは、新プログラムの有用性を引き出すには不十分となってきたため、現在、他のファクターも加えた追加プロトコールを考案・作成中である。 また、本研究の基礎臨床試験論文がアクセプトされたので、臨床試験グループを組織する予定であるが、改良した新しいプログラムは重く、高精度なCPUを必要とする。もちろん新しい装置には搭載可能であるが、現時点では搭載可能な機種が臨床現場には少ない状況である。そこでメーカー情報から、搭載可能装置を保有している施設を物色、選別中である。 本アプリケーションを用いた診断プロトコールの精度を検証するための前向き臨床研究を経過していたが、かなりの時間がかかることが予想される。また、臨床研究指針の変更もあり、本研究では、試験期間の短縮を狙い、観察研究として、データを収集する方法も検討中である。これにあわせて研究デザインの修正も検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
基礎臨床試験の論文がやっとアクセプトされたところである。 また、当初考えていた診断プロトコールでは不十分な部分もあり、追加プロトコールを考案している。 診断プロトコール、臨床試験チーム編成ができていない上、臨床試験指針の変更もあったことから、最終研究プロトコールが作成できておらず、臨床試験が始められていない。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、細かいバグを修正したプログラムバージョンアップが終了し、これに対応した診断プロトコールの作成中である。また、本研究の基礎論文がアクセプトされたので、臨床試験グループを組織する予定であるが、改良した新しいプログラムが搭載可能である機種を保有している施設を選別中である。 データセンターを設置し、前向き試験を行う予定であったが、時間がないため、観察研究として、本プログラムの有用性、診断プロトコールの精度を検証する方向にすることも検討中である。
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Causes of Carryover |
本研究の基礎臨床試験の論文のアクセプトが遅れ、研究の開始に遅れが生じた。また、臨床試験指針の変更もあったことから、次年度使用額が生じた。 次年度使用額は、平成30年度交付額と合わせて、参加施設のリクルートを目的とした試験の説明会。必要なデータ保存機材購入。データ収集・解析にかかる経費など。論文化費用、結果発表にかかる経費などに使用する。データセンターの設置、もしくは研究デザインを観察研究へ変更し、短時間での結果収集をめざす。
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Research Products
(7 results)