2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K10300
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
角 明子 久留米大学, 医学部, 助教 (20425200)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 公則 久留米大学, 医学部, 教授 (00199366)
安倍 秀幸 久留米大学, 大学病院, 医療技術員 (30624481)
池原 奈央子 久留米大学, 医学部, 助教 (70389295)
久原 麻子 久留米大学, 医学部, 助教 (80529272)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 胸腺上皮性腫瘍 / CT / MRI / 病期分類 / 組織分類 / 予後因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)胸腺上皮性腫瘍の画像データと臨床データは約200例の集積が終了しており、その中で病理組織標本と肉眼所見データの集積は約60例行なっている。引き続き、症例データの収集を行なっている。また、集積されたデータについては詳細を調査中である。 (2) 本研究では、画像所見と病理所見の比較検討を目標としているが、今後の研究実施の一環として、まず、画像所見データと臨床病理学的所見について、新しく提唱されているITMIGの悪性腫瘍のTNM分類第8次改定案を用いて、病理組織分類と病期分類を行った。さらに、新たな改定案から得られた臨床病理学的所見とCTやMRIの画像所見についての比較検討を行なった。 (3)新たに提唱されている ITMIGの悪性腫瘍のTNM分類第8次改定案を用いて、胸腺上皮性腫瘍のCT所見、MRI所見における画像所見の予後決定因子の検討を行い、その成果を国外の学会で発表した。(北米放射線学会)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成28年度の目標であった、データの収集に関しては、約200例(内、病理組織データ約60例)で終了しており、現在詳細を調査中で、この進捗状況は概ね良好である。また、胸腺上皮性腫瘍の臨床データと画像所見との関係についての各種検討を行うことができ、国内外の学会でも発表できた。 その他の目標として、平成28年度の内に病理組織データと画像所見データの比較検討に取り掛かる予定であったが、現在その比較検討の方法や使用するソフトウエア等を再度検討中である。
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Strategy for Future Research Activity |
1. 胸腺上皮性腫瘍の症例データ収集を引き続き行い、症例の蓄積をする。 2. 症例の病理組織データと画像所見データの比較検討の方法を確立し、検討を進めていく。 3. 国際学会で発表した成果に関して、さらに必要な統計処理を行い、論文作成を進めていく。
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Causes of Carryover |
論文作成の外国語論文の校閲と、来年度参加する学会費、学会旅費として使用するために繰越した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
論文作成の外国語論文の校閲と、来年度参加する学会費、学会旅費として使用するため
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Research Products
(2 results)