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2017 Fiscal Year Research-status Report

動脈硬化病変の治療効果のMR画像と病理像の対比:WHHLウサギを用いた研究

Research Project

Project/Area Number 16K10316
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

新田 哲久  滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (40324587)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邉 尚武  滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (60570364)
Project Period (FY) 2016-10-21 – 2019-03-31
KeywordsMRI / 抗コレステロール血症 / WHHL-MIウサギ / マクロファージ / 造影 / RAM11
Outline of Annual Research Achievements

今年度は、WHHLウサギを2群(9羽づつ)に分けて、1群は通常飼料、もう1群は抗脂血漿剤(プロブコール)添加飼料を与えて経時的に3テスラMRIで動脈硬化病変の観察を行った、また、血中コレステロール、LDLコレステロールを測定した。その結果、2群で血中コレステロールやLDLコレステロール値に差が見られなかった。また、MRI画像上も信号の差や壁肥厚の差が見られなかった。今回の結果より、現在、ウサギは約15月齢であり今後血中コレステロール値やMRでの血管壁の信号変化などがみられるようになるのかもしれないが、文献上、今回使用しているWHHL-MIウサギには、抗脂血漿剤としては、スタチンよりプロブコールが効果的であることを考えるとなぜ、効果が出ていないか検討する必要があると考えられる。飼料は、両群ともに1日量(130g)を設定して毎日与えており、観察範囲では食べ残しなどは無い状況である。もうしばらくMRIでの観察を継続して信号変化や壁肥厚等の所見に差がみられるかどうかを検討したい。壁肥厚や造影効果は、動脈硬化の進行と関係する所見と考えられるが、経過観察しても変化が見られない場合は、数羽の組織学的検討を行い、壁の厚さの差やマクロファージの数に差が出ているかどうか等検討が必要と考えられる。我々の未発表データではあるが、プロブコール群で血中コレステロールの低下が生じることは、確認している。また、WHHLの経時的な動脈硬化の進行は、MRIでとらえられることを確認しており、現在執筆中である。いずれにしても、計画では、本年9月には、最終のMR撮影を行い、すべての個体の病理標本の検討も行っていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

計画通り、MRI画像を経時的に取得し、画像の検討を進めている。

Strategy for Future Research Activity

概要でも述べましたが、現在のところ結果は予想しているのと異なります。なぜ、このような結果が出ているのかを検討するとともに、経時変化の観察をMR画像で行ってく予定です。画像での差が見られない場合は、20月齢を過ぎたところをめどに、一部のウサギの組織学的県都を加えたいと考えます。マクロファージの分布に差がないということになるとプロブコールが効果的でないという結論になる可能性もあります。

Causes of Carryover

麻酔薬等の薬剤の購入が、必要であったが、年度末で有ったため次年度と合わせて使用予定としました。
次年度は、MR撮影の継続と病理組織標本作成に助成金を使用する予定です。

  • Research Products

    (1 results)

All 2017

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] Evaluation of time course in artheriosclerosis, MRI analysis and pathological findings: a basic investigative animal study2017

    • Author(s)
      Kai Takaki, Norihisa Nitta, et. al
    • Organizer
      Radiological Society of North America
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2018-12-17  

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