2016 Fiscal Year Research-status Report
新しい脳内ドパミントランスポーターイメージ解析システムの開発
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16K10336
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
沖崎 貴琢 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (10322893)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ドパミントランスポーター |
Outline of Annual Research Achievements |
I-123 FP-CITを線条体ファントムに封入し、脳ドパミントランスポーターSPECTに関するファントム実験を施行した。この結果を基に、脳ドパミントランスポーターSPECTに関して、最適な線条体輪郭抽出アルゴリズムを開発した。また、線条体特異的結合比の算出に当たっては、大脳集積濃度の正確な計測が非常に重要であることから、大脳の輪郭抽出を正確に行うアルゴリズムを開発した。これに関しては特許出願を行い(特願2015-242722、特願2016-234071)、解析ソフトウェアを開発、アルゴリズムの実装を完了した。 アルゴリズムの有用性に関する検討を現在準備中であり、結果に関しては積極的に学会発表を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初期の目標を解析するソフトウェアの開発はほぼ完了している。アルゴリズムの開発、特許申請も順調に進んでいる。初年度に関しては概ね進捗状況は良好と考える。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床データにおける新開発アルゴリズムの有用性を検討し、必要に応じて改良、修正を加える。引き続きデータ収集に努める。
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Causes of Carryover |
科学研究費で購入予定だった物品の一部が、結果として研究者の他の競争的研究資金から購入可能であったことから、翌年度以降に繰り越す事が出来た。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
繰り越した金額も加えて、臨床データの収集に努める。なお、当初の予定よりも実際の臨床データの収集に当たっては予算が必要になる可能性もあるため、費用対効果の高い研究計画を推進して行きたい。
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Research Products
(1 results)