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2017 Fiscal Year Research-status Report

Development of minimally invasive treatment of primary aldosteronism using adrenal vein sampling technique

Research Project

Project/Area Number 16K10340
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

清治 和将  東北大学, 大学病院, 講師 (50400247)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高瀬 圭  東北大学, 医学系研究科, 教授 (60361094)
森本 玲  東北大学, 大学病院, 助教 (30547394)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2020-03-31
Keywords副腎 / 原発性アルドステロン症 / 副腎静脈サンプリング / 血管 / 放射線 / インターベンショナルラジオロジー / カテーテル / 血管内治療
Outline of Annual Research Achievements

平成28年度の研究にて形状を決定した副腎静脈内の各支脈に挿入可能なマイクロバーンカテーテルの試作品を作成した。また、マイクロバーンカテーテルを下大静脈から左副腎静脈内に誘導するためのガイディングカテーテルについても試作品を作成した。これらの試作品について、平成28年度に作成した3次元血管モデル(血管内手術シミュレータ)を用いて、副腎静脈および目的の支脈への到達性能や、支脈の閉塞試験を行った。なお、上述の3次元血管モデルは内径約9 mmであり、実際の支脈の径(0.6 mm以下)に比して大きいため、3次元血管モデルでの結果だけではデバイスの性能評価としてヒトにそのまま外挿できない。したがって、平成29年度も引き続き、極細径の血管モデルの作成を平行して行ったが、完成には至っていない。
次に、上述した試作品(マイクロバーンカテーテル、ガイディングカテーテル)について、生体ブタ副腎を用いて生体の血管内での挙動を含めた到達試験、血管の閉塞試験などの評価を行った。上記の評価結果を基にマイクロバーンカテーテルやガイディングカテーテルに改良を加え、それぞれ新しい試作品を作成し、再び3次元血管モデル(血管内手術シミュレータ)および生体ブタでの性能評価を行った。
試作品の作成とその性能評価を2回行ったことにより、マイクロバーンカテーテルとガイディングカテーテルとの相互干渉や、ガイディングカテーテルが腎静脈や副腎静脈を選択する際に必要とされる性能、マイクロバーンカテーテルが副腎静脈内支脈を選択する際に必要とされる性能について、机上でのシミュレーションではとらえにくかった貴重な知見を得ることができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

ひとつの試作品について生体ブタ副腎での性能評価を(ブタによる個体差も踏まえ)複数回施行している。最初の試作品完成までに時間を要したこと、生体ブタを用いた実験にまた当初予定していたよりも時間を要したことが理由として挙げられる。さらに、試作品の改良にも予想以上に時間を要したため、平成29年度は生体ブタ副腎での性能評価を行ったのは、試作品の初期型とその改良品の2種にとどまった。

Strategy for Future Research Activity

試作品への改良をさらに行い、副腎内支脈への到達性(操作性・追従性)と閉塞性能について実臨床での使用に耐えうる試作品の開発・作成を行う。次に、この試作品を用いて副腎静脈内支脈を閉塞し、エタノール注入による副腎壊死範囲の測定・組織根絶能力、周囲組織への影響等について評価・検証を行う。

Causes of Carryover

(理由)次年度使用額は、生体ブタ副腎を用いた試作品の性能評価の回数(動物実験の回数)が当初予定していたよりも少なかったために生じたものである。
(使用計画)平成29年度に行えなかった生体ブタ副腎での性能評価(動物実験)を平成30年度に行うために必要な経費として使用する予定である。

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Published: 2021-12-27  

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