2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of hypofractionated volumetric-modulated dynamic Wave Arc therapy for high-risk prostate cancer
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16K10390
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
溝脇 尚志 京都大学, 医学研究科, 教授 (90314210)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 放射線治療 / 前立腺癌 / 寡分割照射 / 強度変調放射線治療 / 定位照射 |
Outline of Annual Research Achievements |
前基盤研究C で開発した低~中リスク前立腺癌に対する54Gy/15分割の寡分割定位IMRT治療計画プロトコールをベースとし、高リスク前立腺癌を対象として、前立腺全体には54Gy/15分割を投与しつつ、MRIで同定される主腫瘍部分に対しては57Gy15分割の同時線量増加を行う「高リスク前立腺癌に対する腫瘍内ブースト併用高度寡分割ダイナミックウェーブアーク照射の安全性評価のためのパイロット臨床試験」(京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院医の倫理委員会承認番号:C1388)への症例登録と登録患者のフォローアップを継続した。令和1年度(2019/4/1-2020/3/31)は、新たに11例を登録し、累計登録患者数は19例となった。現在までにPSA再発を含む再発例はなく、2度以上の急性期および晩期有害事象が発生した症例はなかった。モニタリングにおいても特に不適合例等の問題は指摘されず、本臨床試験は順調に進行していると考えられた。予定登録数は25例であり、残りの6例は、令和2年度上半期中に登録を完了できる見込みである。また、本臨床試験のプロトコール確定に際して実施した、前立腺癌に対する腫瘍内ブースト併用高度寡分割ダイナミックウェーブアーク照射に関する治療計画検討を「Hypofractionated intensity-modulated radiation therapy for localized prostate cancer with a simultaneous integrated boost to intraprostatic lesions: A planning study」として論文化し、peer review誌へ投稿した。
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