2019 Fiscal Year Annual Research Report
The influence of superhypofractionated irradiation with long interfraction intervals and adaptive responses and clinical application in the latest proton beam technology
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16K10400
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| Research Institution | Nagoya City University |
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Principal Investigator |
杉江 愛生 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (80509258)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩田 宏満 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (40611588)
荻野 浩幸 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 高度医療教育研究センター教授 (60315885)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 亜致死損傷の回復（SLDR） / 潜在致死損傷の回復（PLDR） / 直接作用 / 低線量率長時間放射線被曝 / Hsp90阻害薬 / DNA二本鎖切断（DNA DSB） / 放射線ホルミシス / 適応応答 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
これまでの期間にて、最新技術を用いた陽子線照射後の亜致死損傷の回復（SLDR）は時間単位・分単位ともにX線に比し抑制されていること、陽子線の潜在致死損傷の回復（PLDR）はX線と差がないこと、陽子線ではX線に比して間接作用に対して直接作用の影響が増強されていること、低線量率長時間放射線被曝により蚕の成長促進がみられること、低線量率長時間放射線被曝により腫瘍細胞のマウス生体への腫瘍生着遅延効果がみられることについては、すでに学会発表および論文執筆は終了し関連学会誌に掲載されている。
本年度は、低線量率長時間放射線被曝状態にて一定期間培養した細胞に対しての大線量のX線照射後の生存率はcontrol群に比し有意に高い傾向がみられたこと、γH2AX免疫染色実験において低線量率長時間放射線被曝群にて照射後1～6時間で有意なγH2AX foci/nucleus scoreの増加傾向を認めたが24時間後には逆に低下傾向がみられDNA二本鎖切断（DNA DSB）の修復効果の相対的な増強が示唆され、その要因としては非相同末端結合（NHEJ）よりも相同組換え修復（HR）の影響がより強いと推測されることにつき、論文執筆が終了し関連学会誌に掲載された。
本年度もHsp90阻害薬DS-2248の陽子線・X線の増感効果とDNA DSB修復阻害効果についての評価を継続中であり、X線・陽子線ともに有意な増感効果が認められ、γH2AX免疫染色にてDNA DSBの修復阻害効果が認められており、学会発表を行っており、現在、線量・薬剤作用時間を変更した各種条件下での実験を重ねていく方向で研究を継続中である。
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