2018 Fiscal Year Annual Research Report
Effective differentiation of insulin-producing cell from ADSC with three dimensional culture method
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16K10429
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
池本 哲也 徳島大学, 病院, 特任准教授 (20398019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 裕 徳島大学, 病院, 特任助教 (50548675)
森根 裕二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (60398021)
居村 暁 徳島大学, 病院, 特任教授 (90380021)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | Insulin-producing cell / ADSC / 幹細胞分化 / 膵島移植 / 1型糖尿病 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの結果から、我々の開発したHDACi を含むdiiferentiation medium を用いたInsulin-producing cell(IPC)の分化誘導・培養法を確立し報告したが(Ikemoto T, et al.Pancreas 2018)、更に、conpound Xによって3次元培養されたIPCと、通常平面培養との比較検討を行った。その結果、compaund X群はControl群(通常培養群)に比して培養期間を21日と有意に短縮し(P<0.05)、また培養効率も有意に良好であった。自律的糖応答性(Stimulation Index:SI)もcompaund群で最大で4.9まで高まり、21日の時点で統計学的有意差に達した(P<0.05)。免疫組織学的検討でも、作成されたIPCsは抗インスリン抗体に強く染色され、機能的β細胞様集塊であることが示唆された。なお、市販の3次元培養用プレートのみで培養されたIPCはDithizoneに染色されるものの、SIは1.9と良好とは言えない値であった。 得られたcompaund Xによる3次元培養によるIPCは、ストレプトゾトシン誘導6週令balb/c nude mouse(血糖値400mg/dl以上)の腎被膜下(n=4)、腸間膜内(n=3)へ96個移植されると、移植後7-9日目から血糖が200mg/dl未満と正常化し、この血糖正常化は全例100日に亘って維持された。同2群に死亡例はなかった。200mg/dl未満を非糖尿状態と規定すると、Sham群(腎被膜下および腸間膜内へ生食注入群)と比較してKaplan-Meierで有意差を認めた。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] Insulin-producing cell(IPC)分化成熟と亜鉛イオン濃度相関に関する研究2019
Author(s)
2.太田昇吾, 島田光生, 池本哲也, 森根裕二, 居村暁, 岩橋衆一, 齋藤裕, 山田眞一郎, 和田佑馬, 良元俊昭, 岩橋祥子
Organizer
第18回日本再生医療学会総会
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