2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K10467
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
早瀬 傑 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (00583387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩舘 学 福島県立医科大学, 医学部, その他 (00381393)
鈴木 眞一 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (70235951)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 甲状腺 / 幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウス甲状腺SP細胞株にドキシサイクリン誘導型のNKX2-1発現細胞株を作製した。NKX2-1を過剰発現した結果、転写因子であるPAX8は発現せず、E-cadherinも発現しなかった。以上のことからNKX2-1の発現誘導のみでは分化誘導できないことが明らかとなった。また、ドキシサイクリンによりNKX2-1を発現誘導をおこなうとAKTがリン酸化されることを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
NKX2-1の過剰発現のみでは分化誘導を確認できていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
NKX2-1の発現は甲状腺幹細胞を分化誘導することはできないが、シグナル伝達が変化することは確認できた。今後はマウスの実験系を使用し、NKX2-1陽性細胞のシグナル伝達について解析を進める。
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Causes of Carryover |
本年度は倫理審査通過後にマウスを購入する予定であったが、購入できなかったため。
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Research Products
(5 results)