2019 Fiscal Year Annual Research Report
PD-L1 expression in GI cancer and Immune checkpoint inhibitor
Project/Area Number |
16K10511
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
河野 浩二 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40283204)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 隆宏 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (90567447)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | PD-L1 / Nivolmab / 免疫チェックポイント阻害 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】消化器癌におけるPD-L1の発現調節機構を解明し、免疫チェックポイント阻害剤の効果増強、ResponderのPrediction、Non-responderの機序解明に寄与 することを目的とする。 【結果】①30種類の消化器系固形癌細胞株を対象とし、MAPK阻害剤, あるいはIFN-gamma存在下で培養し、PD-L1の発現、MHC class I発現をFlow cytometryで、 JAK-STAT、およびERKタンパクをWestern Blotで検討した。その結果、消化器固形がんは30株中の28株で、JAK-STAT系を介してIFN-gammaで発現増加が認められた(論文発表、Cancer Science 2018)。②EMTを惹起するIn vitroモデルで、Mesenchymal形質に変化することにより、Snailを介して、PD-L1の発現増加が認められた。また、食道扁平上皮がんの手術検 体において、EMTscoreと、PD-L1に正の相関があった。したがって、消化器固形がんではEMT変化により、PD-L1の発現増加が証明できた(論文発表 Cancer Medicine 2018)。③腫瘍微小環境由来のmicroRNAがPD-L1蛋白発現をNegativeに制御していることを突き止め、Molecular Cancer Research2019に報告した。
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Research Products
(2 results)