2018 Fiscal Year Research-status Report
切除不能再発大腸癌に対する化学療法の効果予測に対する唾液メタボローム解析の有用性
Project/Area Number |
16K10554
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
榎本 正統 東京医科大学, 医学部, 講師 (40385018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
砂村 眞琴 東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (10201584)
杉本 昌弘 東京医科大学, 医学部, 教授 (30458963)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | メタボローム / 大腸癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
メタボローム解析が切除不能再発大腸癌に対する全身化学療法の効果を予測するバイオマーカーとなり得るか否かを明らかにすることを目的とした研究である。切除不能再発大腸癌に対する全身化学療法の効果予測におけるバイオマーカーは確立されておらず本研究の独創性は高い。バイオマーカーの確立により化学療法の効果が予想できれば、効果が期待できない患者に対する化学療法を省略できるため、患者にとっては副作用や経済的負担の軽減、国にとっては増大する医療費の削減が予想される。切除不能再発大腸癌症例で化学療法を施行予定の症例100例について化学療法施行前後に唾液メタボローム解析を行っている。これにより抽出された各種代謝マーカーの治療前後の変化と画像で評価した化学療法の効果判定を総合的に解析し化学療法の効果予測となり得る代謝物質を検討している。症例集積が遅延しており現時点で約50例にとどまっているため、研究期間を延長し継続中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
症例集積が遅延しており現時点で約50例にとどまっている。 そのため研究期間を延長し継続中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も継続し症例のリクルートを続ける。
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Causes of Carryover |
研究遅延のため。 次年度に症例集積、データ解析に使用する予定である。
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