2018 Fiscal Year Annual Research Report
Prognostic value of liquid biopsy in patients with rectal cancer treated with neoadjuvant chemotherapy
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16K10556
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
小泉 岐博 日本医科大学, 医学部, 助教 (40328802)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 岳史 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50307948)
内田 英二 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (70176684) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 直腸癌 / 術前化学療法 / 効果予測 / cell free DNA |
Outline of Annual Research Achievements |
術前化学療法を施行したcStageIII直腸癌症41例のうち組織学的に奏功した症例の3年無再発生存率は奏功しなかった症例より有意に良好であった(92.9% vs. 62.9%, p<0.05)。組織学的効果が予後予測因子となることを明らかにした。 これらの症例の化学療法前、化学療法中(2コース終了時)、化学療法終了時の血液サンプルを行血液サンプルからcirculating cell free DNA(ccfDNA)を抽出し、癌由来ccfDNAを反映するlong fragment/short fragment比(DNA integrity比: DI)を算出した。 DIが治療終了時に治療前と比較し20%以上の変化のあったものは、有意に組織学的奏功例が多く、DI変化率が組織学的効果を反映し、予後予測のマーカーとなることが示された。しかし化学学療法中のDI変化率は奏功例において変化率20%以上の症例が多く、組織学的効果を反映する傾向はあったが、治療中における効果予測マーカーとしての有用性を示すことはできなかった。 ccfDNA総量変化をマーカーとすることからccfDNA中の癌特異的点変異をマーカーとすべく、治療前の生検サンプルでras変異を認めた症例のccfDNAによるras検出率と化学療法による変異ras遺伝子のコピー数をdigital-PCRによって測定した。化学療法前にras変異のあった18例中、治療前にccfDNAで変異を検出したのは9例で感度は低かったものの、組織学的に奏功した症例では治療中に変異遺伝子は消失し、化学療法による腫瘍量の減少をccfDNAが反映していると考えられた。測定感度を向上することができれば、術前化学療法の効果予測法として臨床応用が可能と考えられた。
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[Presentation] Distal intramural spread of rectal cancer following neoadjuvant chemotherapy without radiotherapy2018
Author(s)
Koizumi M, Yamada T, Shinji S, Yokoyama Y, Takahashi G, Hotta M, Takeda K, Iwai T, Hara K, Ueda K, Takeda K, ,Ohta K, Yoshida H.
Organizer
14th European Society of Coloproctology
Int'l Joint Research
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