2017 Fiscal Year Research-status Report
T細胞不活化経路をターゲットとする大腸癌肝転移の新規免疫療法の開発
Project/Area Number |
16K10579
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
北東 大督 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (70526821)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 大腸癌肝転移 / HVEM |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究を行うに当たり,当施設での大腸癌肝転移のデータベースを作成した.データベースの検討から,大腸癌肝転移に対する肝切除の効果,及び予後因子を検討し,英文論文2本,和文論文1本を作成し,すでに掲載された.本研究については,肝転移切除標本の免疫染色の評価,及び解析は終了していいる.現在はRNAレベルでの発言が解析できるか検討している.結果を解析し,論文作成を行い,平成30年度中には論文投稿の予定である. 掲載英文論文①Risk Factors for Unresectable Recurrence After Up-Front Surgery for Colorectal Liver Metastasis. World J Surg. 2018 Mar;42(3):884-891,②The prognosis of liver resection for patients with four or more colorectal liver metastases has not improved in the era of modern chemotherapy. J Surg Oncol. 2016 Dec;114(8):959-965. 掲載和文論文①誌上ディベート(第1回) 切除可能大腸癌肝転移の治療方針 手術先行VS.術前化学療法 手術先行の立場から 消化器外科 (0387-2645)40巻6号 Page954-962 学会発表:大腸癌肝転移に対する治療戦略 当科における大腸癌肝転移に対する手術先行治療の現状と今後の課題 日本消化器外科学会総会 72回,手術先行治療の治療成績からみた肝切除術前化学療法の適応について,日本外科学会定期学術集会抄録集 117回、術前因子からみた大腸癌両葉多発肝転移に対するベストの治療戦略 日本臨床外科学会雑誌 (1345-2843)77巻増刊 Page494
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データベースは完成し,主要な結果は判明している.あとは副次的な実験の追加を行い,終了次第,実験結果の解析中を行う.解析が終了すれば,論文作成,投稿を行う予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
エフォートを確保し,本年度中の論文アクセプトを目標に残りの実験を行う.さらに迅速に結果の解析,論文作成を行う.
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Research Products
(5 results)