2018 Fiscal Year Annual Research Report
3D Imaging Analysis to Elucidate Predictors for Long-term results after Endovascular Aortic Aneurysm Repair
Project/Area Number |
16K10657
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
杉本 昌之 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00447814)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
児玉 章朗 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (10528748) [Withdrawn]
古森 公浩 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40225587)
坂野 比呂志 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (80584721)
新美 清章 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (50467312)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 腹部大動脈瘤 / ステントグラフト / 3Dワークステーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は3Dワークステーションを用いて腹部大動脈瘤患者の術前およびステントグラフト留置後の造影CT画像の形態学的計測・解析を行うことで、術前治療計画の最適化を図ると同時に、ステントグラフト留置後の動脈瘤および動脈のリモデリングの長期的影響(再治療の必要性)の評価を目指すものである。我々はこれまでの研究で通常の平面のCT画像ではなく3Dワークステーションによる立体的解析が腹部大動脈瘤の正確な形態測定において有効であることを示し、この成果は2014年の欧州心臓血管学会のガイドライン(2014 ESC Guidelines on the diagnosis and treatment of aortic diseases. Eur Heart J. 2014)および2018年の米国血管外科学会のガイドライン(The Society for Vascular Surgery practice guidelines on the care of patients with an abdominal aortic aneurysm. J Vasc Surg. 2018)にも引用された。また、3Dワークステーションによる術前の形態解析により、ステントグラフト留置後の末梢側のmigrationや分枝型ステントの腎動脈分枝の中期開存の予測因子を明らかにし、学会および論文発表した。更に3Dワークステーションにおける測定者間の測定誤差が与える影響に関しても明らかにし、既に論文報告を行った。今回の研究はこれらを発展・延長上に位置するものであり、これまでに蓄積された症例の形態学的データを解析することで短期的・長期的合併症の発生およびステントグラフト後の再治療の必要性を予測するモデルの確立を最終的な目標に設定し、研究を継続してきた。
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Research Products
(8 results)