2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K10664
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
谷口 繁樹 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (90183467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 慶悟 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (00570970)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ゼラチンシート / 医療用接着剤 / 癒着防止 / 出血 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目標はゼラチンを用いた新規医療材料(ゼラチンシート)の止血効果、癒着防止効果について実験し、外科手術への臨床応用に向けた開発を行うことである。我々の用いたゼラチンシートはゼラチンのみで製造した製剤であり、強い接着力と吸収性があり癒着防止効果があることから、現在市販されている止血製剤とは違った製剤になることが予想される。今年度は現在の開発状況ではシャーレの大きさで製品を開発するが、この大きさのままでは胸部に応用することができない。より大きなシャーレを用いてこの製品を製作することが必要である。大きな製剤の作成方法を検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は医療材料の開発を行い、動物実験での効果を検討することを予定していた。医療材料の開発を検討中でありそこに時間を要している。また犬での実験を予定していたが、環境が整いにくくもう少し小動物での実験を行うことを検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
医療材料の開発を行うが、開発が進まない場合は現段階で作成できる医療材料での効果を検討したいと考えている。また犬での実験に難渋することが予想される場合には、小動物での実験を行うことを検討している。
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Causes of Carryover |
動物購入に関する費用が発生しなかったこと。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度から動物実験を開始するため動物購入に関する費用が必要であるため。
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