2018 Fiscal Year Annual Research Report
Clarification of roles of myeloid-derived suppressor cells on the regulation of post-ischemic inflammation
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16K10720
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
島村 宗尚 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (60422317)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗波 仁美 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (10638555)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 骨髄由来免疫抑制細胞 / 脳梗塞 / 炎症 |
Outline of Annual Research Achievements |
FACSで分離されたG-MDSC-LCが、T細胞の活性を抑制することができるか確認する必要があるため、今年度はソーティングしたCD11b+Ly6ClowLy6G+細胞の培養系の確立を目指した。まず、脳梗塞後3日後の5匹のマウス脳から細胞を分離し、過去の文献に従って、GM-CSFを添加したRPMI培地にて培養をこころみたが、翌日まで細胞が生存できなかった。採取される細胞数が少ないことが要因として考えられたため、マウス数を10匹に増やし、また、GM-CSFの濃度をふっての検討も行ったが同様の結果であり、脳梗塞脳からの培養細胞での検討は困難であった。そこで、前年度は正常骨髄の好中球と比較した、Nox2 mRNAの発現上昇のみを確認していたが、MDSCに特徴的とされているCHOP, PD-L1, S100A8/9, IL-10 mRNAについての発現解析をさらに追加して検討したところ、CHOPについては解析が可能であり、好中球に比較し上昇を認めていたことから、脳梗塞部位に発現するCD11b+Ly6ClowLy6G+細胞はG-MDSCであることが改めて示唆された。 また、PMN-MDSCを選択的に除去し、脳梗塞への影響をみるために、2017年度に5-FU、脾摘での検討がうまく行かなったため、今年度はdoxorubicinによる検討も行ったが、5-FUの検討と同じくCD45陽性細胞数自体の低下を認めたため、脳梗塞への影響についての評価は困難であった。
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Research Products
(2 results)