2018 Fiscal Year Annual Research Report
Alterations of neurite morphology associated with cerebral blood flow during motor recovery in patients with acute lacuna stroke
Project/Area Number |
16K10747
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
横田 千晶 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (80300979)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小亀 浩市 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (40270730)
天滿 敬 大阪薬科大学, 薬学部, 教授 (90378787)
越野 一博 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (90393206)
安野 史彦 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (60373388)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 急性ラクナ梗塞 / 脳PET / 神経微細構造 / 脳血流量 / 機能回復 |
Outline of Annual Research Achievements |
目的は、急性ラクナ梗塞例における機能回復に伴う脳血流代謝および神経微細構造変化を明らかにすることである。対象は2016年4月から2017年3月に発症7日以内に入院となった急性脳梗塞例のうち、テント上穿通枝病変、巧緻運動障害のみ、自立歩行可能例である。評価は入院後7日と発症3ヶ月後に行った。機能評価は、Functional Independence Measure、Fugl-Meyer Assessment、timed up & go testを、神経微細構造の解析は、neurite orientation dispersion and density imaging(NODDI) よりintracellular volume fraction(Vic) およびorientation dispersion index (ODI )mapを、脳循環代謝評価は、15O-gas positron emission tomography (PET)より脳血流量(CBF)、脳酸素代謝率(CMRO2)画像を作成した。全脳を対象にVoxel based analysisの手法で入院後7日と発症3ヶ月後の2点間でのpaired t-testにより統計解析を行った。対象は16例(男14例、平均63.1歳、右利き15例、左病変9例)で、機能評価は、3ヶ月後、全項目で改善した。入院後7日のPET画像より、発症3ヶ月後に比べて左島皮質、左中心前回、前帯状回にてCBFが上昇し(p<0.001)、CMRO2には有意差はなかった。NODDIより、入院後7日に比べて発症3ヶ月後、左中心前回にVic上昇と (p<0.001)、右小脳半球でのODI低下(p<0.001)が見られた。本研究結果より、急性ラクナ梗塞例において、機能回復過程における脳血流量と神経微細構造の変化が示された。
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Research Products
(3 results)