2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K10811
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
安野 雅統 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10771884)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30456107)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 椎間板変性 |
Outline of Annual Research Achievements |
椎間板変性を来す分子生物学的メカニズムを解明し、治療応用へと展開するための研究基板を作ることを目的としている。 マウス椎間関節を顕微鏡下で切除することにより再現性を持って椎間板変性を惹起するモデルを樹立した。本モデルの妥当性はレントゲン所見、組織学的所見をヒト椎間板変性と比較することで行った。正常マウス、およびこのモデルを施行したマウスの術後2週、術後4週、術後8週の髄核、線維輪組織をレーザーマイクロダイセクションの手法により採取した。採取した組織よりmRNAを抽出し、増幅、逆転写を行いcDNAを作成した。このサンプルをRNAシークエンスにかけることで各コンポーネントでの遺伝子発現を網羅的に解析し、髄核、線維輪の既知のマーカー遺伝子の発現よりサンプルの妥当性を検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
凍結切片よりレーザーマイクロダイセクションにて組織を採取し増幅する系を確立するのに苦慮したため。
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Strategy for Future Research Activity |
RNAシークエンスの結果より椎間板変性の候補遺伝子を同定し、その遺伝子の改変マウスを作成予定である。
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Causes of Carryover |
実験が計画よりやや遅れているため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
椎間板変性の候補遺伝子の同定、遺伝子の改変マウスの作成費用など
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Research Products
(1 results)