2018 Fiscal Year Research-status Report
Comparison between spinal tract degenerations on three-dimensional anisotropy contrast magnetic resonance axonography and gait functions in patients with compressive cervical myelopathy
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16K10814
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
浦川 貴朗 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任准教授 (90770222)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松澤 等 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (70303170)
渡邊 慶 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (40597671)
木村 慎二 新潟大学, 医歯学総合病院, 准教授 (40361901)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 3DAC / diffusion / MRI / CSM |
Outline of Annual Research Achievements |
圧迫性頚髄症21例に対してMRI撮像,臨床機能評価を術前に実施した.頚椎症性脊髄症の14例においては、下肢の深部覚に関する体性感覚誘発電位および重心動揺(ロンベルグ率)とMRI画像における薄束の拡散テンソルパラメータの一つであるFA値に相関があることが分かった.上肢の深部覚に関しては,体性感覚誘発電位とMRI画像における楔状束のFA値とに相関が得られることを予測しており,現在解析を進めている.また,インプラントが手術で用いられなかった14例に対しては術後評価も行った.画像そのものの評価として,術前術後の三次元不等方性コントラスト(3DAC)画像の比較を行った.最圧迫部の3DAC画像で術前と比較し色調に回復が見られており,軸索などの回復を表しているものと推察している.現在FA値など数値上の回復も実際にあるのか計測し確認中である.さらに,この回復と臨床機能とに関連があるかも解析を行っている.具体的には,MRI画像の術前FA値から術後6か月での体性感覚誘発電位およびロンベルグ率の予測が可能か解析を進めている.また,術前術後のFA値の変化と体性感覚誘発電位およびロンベルグ率の変化に相関があるかも解析を進める. 歩行機能に関しても,アニマ社のシート式下肢加重計MW-1000で術前および術後評価を行った.歩行機能は,運動機能と感覚機能の統合として行われるため,下肢深部覚に関連する薄束,側索(脊髄小脳路,錐体路)をそれぞれMRI画像で評価したのち多変量解析を行う必要があると考えている.現在MRIデータのFA値を測定中であり,データが出たところで統計解析を行う予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
臨床機能評価やMRIの撮像は終了したが,画像データの数値解析やその数値と臨床機能との相関解析が終了していないため.
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Strategy for Future Research Activity |
画像データの数値解析を行い,その数値と臨床機能とに相関があるか統計解析を進める.得られたデータを学会発表および論文発表し社会に研究成果を還元する.
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Causes of Carryover |
研究が遅れており,学会発表や論文作成などに関する費用が翌年度分として持ち越しとなったため.
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Research Products
(1 results)