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2016 Fiscal Year Research-status Report

側弯症における新しい診断システムの開発

Research Project

Project/Area Number 16K10837
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

米澤 郁穂  順天堂大学, 医学部, 准教授 (80327858)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords側弯症 / モアレ / 側弯症検診 / デジタルモアレ
Outline of Annual Research Achievements

われわれが開発したデジタルモアレを用いた撮影に際して、従来は立位で台に臀部を接触させ、台に取り付けられたバーを被検者が把持して計測していたが、撮影時の体のブレが強く、画像が一定しないという問題点があった。また体の小さい小学生の撮影においては、取り付けられたバーの間隔が長く、被検者が握れないため計測できないという問題もあった。そのため体の位置を一定に保つため被検者の体を前方で支える斜面台の作成が必要となった。従来のモアレ法に使用されいた台を基準に、撮影時より体幹の安定が担保される斜面台を作成した。本年度は、この新しく作成した斜面台を用いて、盛岡、東京の検診で検診を行った。研究報告者自身が検診に帯同し、実地での細かい問題点のチェックを行いながら足を置く部分を一定化する、赤外線の照射装置を中心部に正確に設置するなどの修正も加えた。また撮影時に画像が揺らぐという問題点もあったが、揺らぎを調整し、タイムラグを最小限として画像のさらなる安定化も可能となった。結果、従来の撮影と比べて著しく安定した画像とデータを得ることができた。検診結果の解析においては、従来のモアレ検診とデジタルモアレを用いた検診の結果に有意な差がなく、デジタルモアレ法は従来のモアレ法の代用になりうることが示唆された。また二次検診で得られたX線画像とデジタルモアレの比較を行った結果、cobb角20度以上の側弯症を見落とす可能性がほとんどないことが明らかとなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

デジタルモアレの撮影時に体を支える台の作成が順調に進んでいる。

Strategy for Future Research Activity

実際の検診で撮影したデータとX線撮影の結果を照合し、その有効性と問題点を明らかにする

Causes of Carryover

トルコでの世界側弯症学会への参加が予定されていたが、テロの危険が高く、出席を見合わせたこと。また斜面台の作成に当たっては従来、購入した機材で対応が可能であったため、資金に余力が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

今後、従来法との比較検討における統計処理ソフトの購入や新しい内臓データ処理システムの構築に研究費を充填する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2016

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Development and introduction of the new screenig system enabling early detection of scoliosis2016

    • Author(s)
      佐藤 達哉
    • Organizer
      日本側弯症学会
    • Place of Presentation
      京都国際会館
    • Year and Date
      2016-11-17 – 2016-11-19

URL: 

Published: 2018-01-16  

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