2017 Fiscal Year Research-status Report
半月板分化誘導因子の同定と転写複合体導入による半月板再生
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16K10904
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
古松 毅之 岡山大学, 大学病院, 講師 (20432651)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 半月板 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究課題】半月板分化誘導因子の同定 と 転写複合体導入による半月板再生 -半月板細胞分化誘導- 半月板細胞への生理的な周期的伸張刺激が、特にinner細胞におけるCOL2A1発現を増強させることから、細胞培養の過程で脱分化した半月板組織由来細胞を周期的伸張刺激により再分化させることが可能かどうかを検討した。同時に、半月板後根から靭帯様細胞を分離培養し、周期的伸張刺激に対する反応性を検討した。その結果、転写因子SOX9の発現を誘導することができれば、COL2A1の発現を周期的伸張刺激で再度賦活化させることが可能であることが明らかとなった。一方で、半月板後根細胞では同様の現象が確認されなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験計画で予想された結果がほぼ得られているが、正常組織由来細胞への遺伝子導入効率は依然として低く、改善の余地がある。
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Strategy for Future Research Activity |
三次元培養モデルの作製と遺伝子導入効率の改善が必要となる。
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Causes of Carryover |
消耗品の使用頻度がやや少なかったため次年度使用額が生じた。 抗体や試薬等の新規購入に必要となる見込みである。
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Research Products
(3 results)