2016 Fiscal Year Research-status Report
実験的肺高血圧に対する亜硝酸依存性NO合成機構の賦活による治療
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16K10933
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
張 尓泉 三重大学, 医学系研究科, 助教 (30456727)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 一男 三重大学, 医学系研究科, 教授 (20181828)
澤田 博文 三重大学, 医学系研究科, 講師 (30362354)
丸山 淳子 鈴鹿医療科学大学, 医用工学部, 教授 (50263017)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 肺高血圧症 |
Outline of Annual Research Achievements |
吸入NO(一酸化窒素)や体内で産生されたNOは、NO3-、NO2-となり腎から排泄される。 一方最近、体内で、NO3-→NO2-→NOへとリサイクルされ、NOが再生する反応の役割が注目されている。慢性低酸素誘起肺高血圧症モデルにてKNO3の抑制効果を検討した。6週齢のラットを低酸素暴露前2日からKNO3を45mM/Lで水に溶かして持続的に飲ませる。ラットを低酸素チャンバーに14日間飼育し、低酸素暴露14日目で肺動脈カテーテルを挿入、次の日覚醒下で圧測定する。CH/KNO3 非投与群ではmPAとRVHはコントロール群より有意に上昇したが、KNO3の投与による抑制はできなかった。mPA/mAPでは同じ効果であった。低酸素暴露により肺高血圧症モデルができた。KNO3の経口投与による低酸素暴露モデルには効果はなかったと考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
慢性低酸素誘起肺高血圧症ラットにKNO3を経口投与によるmPAとRVHを抑制できなかったことを確認できた。生理学的データでは抑制できなかったが、これから肺動脈血管病変を検討する。ELISA、PCR、Western-BlotでeNOS,IL-6, iNOSなどを測定し、慢性低酸素誘起肺高血圧症の発生機序を調べる。
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Strategy for Future Research Activity |
慢性低酸素誘起肺高血圧症ラットにKNO3を経口投与によるmPAとRVHを抑制できなかったことを確認できた。これからMCT誘起肺高血圧症モデルにKNO3による抑制効果を調べる。
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Causes of Carryover |
当初予定の実験で消耗品が安価で収まったものがあったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
ELISA、PCR、Western-BlotでeNOS,IL-6, iNOSなどを測定するためのキット等を購入予定。
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